湯たんぽに限らず、高温のものを扱う限り、
やけどの処置については知っておくことが必要ですね。
特に、小さいお子さんがいらっしゃる方は
いざという時パニックにならないよう、
しっかり湯たんぽやけどの処置を知っておきましょう。
高温やけどの応急処置
やけどには「高温やけど」と「低音やけど」
があるのはご存知ですね?
湯たんぽで高温やけどになる状況とは、
熱いお湯を湯たんぽの入り口から注ぐ時や、
使用中にうっかりふたやツマミが外れてしまい、
中のお湯が皮膚にかかってしまう場合です。
この場合は、すぐに冷水(流水)で冷やしましょう。
気をつけたいのは、
衣服は着たまま冷やすということ。
無理に衣服を脱がそうとすると皮膚がはがれてしまい、
治りが遅くなったり痕が残ったりします。
この応急処置の後、心配ならすぐに形成外科や皮膚科で受診しましょう。
低温やけどの応急処置
湯たんぽによるやけどで多いのは、
高温やけどよりむしろ低温やけどでしょうね。
これは、温かいと感じる45℃程度の湯たんぽでも
長時間皮膚の同じ場所に接触することで、
水ぶくれなどになってしまうことです。
低温やけどの多くは就寝中に起こるため、
気づいた時にはもう水ぶくれができてることが多いです。
高温やけどの時と異なり、低温やけどの場合は
流水で冷やすのは意味がありません。
まずは水ぶくれが破れているかどうか確認してください。
もしも破れていたら、丁寧に皮を取り除いて消毒しましょう。
破れていないなら、感染を予防するために
そのままにしておくことをお勧めします。
その後は、患部を乾燥させないようにして
ワセリン軟膏を厚めの絆創膏に塗り、
適度な潤いを保ちながら治るのを待ちましょう。
治りかけの時にはかゆみを伴いますので、
どうしてもお子さんだと掻いてしまいがち。
それを防ぐためにも絆創膏は効果的かもしれませんね。
低温やけどは高温やけどよりも治るのに時間がかかりますが、
幸いなことに(?)膝や足という目立たない場所が多いです。
ですが、やはり心配な場合は
専門医のアドバイスを受けるのが良いでしょうね。
注意していれば大丈夫
もちろん、湯たんぽを直接皮膚に当て続けるようなことをしない限り、
やけどを極端に心配する必要はありません。
適度な温度を保つよう、
湯たんぽカバーなどを使うことが大切です。
手作りのカバーもいいですし、可愛いデザインの湯たんぽカバーも
そんなに高いものではないのでチェックしてみるのもいいのでは?